2020/07/03
今回の修理
高速道路走行中、冷却水漏れによる、オーバーヒート!
冷却水不足のまま、走行した為、走行不能。
工場に入庫して、エンジン始動。
調子が悪い
状況により、ヘッドガスケットが抜けていると思い、エンジオイルを抜いたところクリームシチューのようなエンジオイルが・・・( ;∀;)
ふた昔前ぐらいのエンジオイルだと、1時間も放置しておけば水とオイルが完全に分離して、キレイな冷却水が先に流れ、オイルが後から流れてきました
最近のオイルは、水分をちゃんと取り込むようにできているので、一日おいても?の写真のようなクリームシチューようになってます
エンジンを分解して、点検に入ります!
高熱で損傷した部品がないか、慎重に分解します
作業が、長期になりそうなのでオイルに浸します
チェーンガイドも割れ始めているので、交換
割れていなくても、交換ですね!
ここまでの部品に異常は、なさそうです
シリンダーの中まで、冷却水が混入
長期になりそうなので、外したパーツは全てビニールで保護
シリンダーヘッドの気密テスト
オーバーヒートさせたヘッドは、バルブシートが熱によって落ちてしまう事がよくあるので分解して点検!
シリンダーヘッドの歪みを測定
規定値以上の歪みが生じているようです
シリンダーヘッドを内燃機屋さんで面研磨、水圧テストに出します
シリンダーブロックのUP面の歪みを測定
シリンダーの気密テスト
歪みは規定値いっぱいギリギリ!
ピストンリングにややへたりがあるので、交換
あとは、内燃機屋さんから上がってきたシリンダーヘッドに、オーバーサイズのヘッドガスケットと共に、組み上げていきます
これで、帳尻があうはずです
シリンダーヘッドが、若干歪んでいる為カムシャフトを取り付けたときに、ストレスなく回転するか確認したところ、若干重いですが許容範囲なのでOKとします
あとは、組み上げてエンジン始動!
気持ちよくエンジンが回っているようです (≧▽≦)
1日試運転をして、納車になります
翌日・・・納車の日 ( ゚Д゚)
冷却水が空っぽだったので・・・
冷却水を補充したところ、永遠に入っていきます・・・( ゚Д゚)
エンジンのドレンから、入れた水が2秒で全て出てきます
そのスピードで漏れてくるということは、エンジン内部のメクラが飛んだのかな・・・⁈
水圧テスト、出したのになぁ・・・(T_T)
気持ち悪いので、スペアエンジンをオーバーホールして載せ替えることにしました
下ろした疑わしいエンジンは、あとで検証・・・・・・・・・・・・・・やるかな・